1970,01,01
Audioslave 「Show Me How to Live」
こんにちは!Doubleの立花です。
今回の音楽ブログでは、自分なりに好きな1曲を掘り下げてみましたので、ぜひ最後までお付き合いください。
Audioslaveというスーパーグループ
みなさんは Audioslave(オーディオスレイヴ) というバンドをご存じでしょうか?
「Rage Against the Machine」のメンバーと、「Soundgarden」のボーカル クリス・コーネルが集結して2001年に結成された、ロック界でも異色のスーパーグループです。
彼らが2002年に発表したデビューアルバムに収録されているのが、今回紹介する「Show Me How to Live」この曲は、静寂から一気に爆発するギターリフがとにかく印象的。
トム・モレロによる重厚なフレーズ、力強いドラム、そこにクリス・コーネルの魂を震わせるようなボーカルが重なり、疾走感がクセになる一曲!ドライブに最適な一曲ですね!
この曲のMVも必見!1971年のカルト映画『バニシング・ポイント』の映像が使用されていて、白いダッジ・チャレンジャーが警察の追跡を振り切って疾走するシーンと、バンドの演奏がショートムービーのように組み合わされていておもしろいので是非見たことのない方はリンクから移動してみて下さい。
「Show Me How to Live」
『バニシング・ポイント』4Kリマスター版予告映像
ここで少しマニアックなポイントを。
「Show Me How to Live」のギターソロ部分で、トム・モレロがやっているのは実は普通のリードプレイではなく、ギターケーブルをジャックから半分抜いて、その接触音を操作しながら弾くという演奏方法でこれは「テープデッキや機械のノイズをギターで再現する」ことを狙ったモレロのトレードマークともいえる実験的演奏法らしいですね!こだわりが凄いですね笑
タイトルの「Show Me How to Live」は直訳すると「どう生きればいいのか教えてくれ」
少し調べてみたら、この歌詞はメアリー・シェリーの小説『フランケンシュタイン』から着想を得ているそうです。
創造主によって生み出された存在が、「どう生きればいいのか分からない」と孤独や葛藤を抱える姿と自分とを重ね合わせてきっと、歌詞に落としたんですかね。
確かに、
「自分の人生、このままでいいのか?」
「どこに向かえばいいんだろう?」
そう思う瞬間って、誰にでもありますよね。
MVでなぜ、「バニシング・ポイント」が使われているのか、きっとそれでも走りきれ!突っ走れ!と言うメッセージなのかなと僕は思います。
だからこそ、この曲は時代を超えて共感され続けているのだと感じます。
この音楽ブログを通じて「Show Me How to Live」は、圧倒的なサウンドのかっこよさに引き込まれ、MVの映像でさらに魅せられ、調べてみると深いテーマが隠されているという、三段階で楽しめる楽曲だなと思いました!
ただのロックナンバーにとどまらず、「生きる意味とは何か?」を突きつけてくる、Audioslaveの代表曲のひとつ気になった方はぜひ聴いてみてください!
立花 星也