HEARTS/Double Bside

HEARTS
Double

「晴れのち」

2023,11,12
King of DENIM「LEVI’S」

子供の頃から慣れ親しだジーンズ
身近な存在で老若男女からも愛され
言わずと知れたジーンズの元祖「LEVI’S」

そんな歴史あるリーバイスはその時代ごとロットごとで違った顔を魅せ、そのデザインそれぞれにファンがいる
ヴィンテージ好きにとっては無くてはならない存在となり現在もジーンズのアイコンとして世界中で愛用されている

まさにキングオブデニムですね‼︎



1850年頃アメリカではまさに”ゴールドラッシュ” 金鉱で金を発掘する労働者やカウボーイ、農業者の為にキャンバスを使った丈夫なワークウェアを商品化とし、その後素材はデニムに変更され、色もインディゴ・ブルーが採用されたのがリーバイスの発祥と言われています。


1890年からロットナンバーが付くようになり『501』が誕生し、現行のリーバイスで販売されている501の原型となるのです。

サスペンダーでパンツを吊るという時代から、シルエットもスッキリとしたストレートになり5ポケット型のデニムが誕生するなど、色々な改良が重ねられ今の形になるのですね。

1940年以降、西海岸の大学でリーバイス501の流行が始まり、 ジェームス・ディーンやマーロン・ブランドなどアイコンとなる人たちの着用によりジーンズはワークパンツからファッションアイテムとしての進化を始めるのです

そしてリーバイスは世界中で人気に火が付くこととなります。

興味深いストーリーを知り、家のビンテージデニム達を物色してみました。







501XX


ダブルエックスというのはExtra Exceed(頑丈なデニム)の略からきています

レギュラーストレートシルエットはジーンズの基本形といわれており、直線ですっきりとしたフォルムが特徴的
製造から約70年前後経った今も全く色褪せないデザインです

501は伝統的な生デニムを使用しているため洗うと縮み、
この生地の伸縮は折り目の方向などにより同時にねじれ生じるそうです
リーバイスのヴィンテージデニムは左足のアウトシームが内側に向かってねじれてくるのもまた味がありますね…



バックポケットの縁を補強するために裏側に隠して作られた『隠しリベット』
また代表的なヴィンテージモデルである501XXの特徴です
トップボタンの脇に施されたV字のステッチは、ミシンに返し縫い機能がなかった1960年代まで見られた501XX全てに共通するヴィンテージ特有の縫製



初期のモデルは片面に刺繍で「LEVI’S」と入っており、裏面は無地のため「片面BIG Eタブ」と呼ばれています



ジーンズの右フロントポケットのなかに付いている小さなコインポケット
内側までもセルビッチ



「赤耳」とは別名セルビッジとも呼ばれ、 デニム地の両端の耳部分を指し、赤い縫い糸があることから赤耳と呼ばれることになりました

赤耳があるジーンズは、1980年代以前のモデルに限られます
それ以降に発売されたモデルからは、赤耳がなくなり1983年から1986年頃までがヴィンテージリーバイスの最終モデルとされています


501の右腰に取り付けらたラベルは、1886年から1957年頃までのモデルは革パッチ、その前後~現行品は紙パッチが使われているようですが、パッチが欠損してしまった今となっては推測の域を出ませんが、当時に想いを馳せるロマンが詰まっております

こちらも501XX


1960年代501XXからビッグEに移行する時期のモデルと思われます
節々のアタリ、縦落ちにいい感じのヒゲ

バックポケットに縫い込まれたた、2重の弓形ステッチであるアーキュエイトステッチはほとんどすり減ってしまっていますが僅かにその黄色い綿糸を確認することができます







501 BIG E

1966年以降は501XXからビッグEと呼ばれるモデルに移行します
1973年を境に赤タブに織り込まれたブランド名の表記がLEVI'SだったものがLeVI'Sになるため、「E」表記の最終モデルという意味を込め、名付けられたBIG E



しっかり穿き込まれて自然とシワが寄り、立体感のある見た目に

隠しリベットが無いのが特徴です

トップボタン裏刻印がアルファベット1文字「E」


赤タブの「E」が大文字であることのほかに、「V」の文字の太さが左右非対称という特徴で通称”ビッグE"と呼ばれています





こちらも501 BIG E

濃淡のある色落ちをしており全体に雰囲気のある60~70年代頃のリーバイス501Big Eです
トップボタンの脇に施された平行ステッチにボタン裏には数字の6が


501 66

66の名前は、新品時に取り付けられているフラッシャーの中央下に©️1966の表示が入っていることから名付けられたと言われています
ロクロクは、親しみを感じる名前で語呂が良いです

501の66前期モデルです
最後のビッグEモデルとして登場する66-E
ペンキ飛びが良いアクセントとなった1本




1966~67年頃
それまでのXXで見られていたバックポケットの隠しリベットという代表的なディテールは廃止され、バータック仕様となります。


ちなみに1971年には全ての赤タブがスモールeになるため、66Eは、約3年の命であったと推測されているようです

トップボタン裏には数字の6が印字 6=E




505


裾に向かって曲線を描くテーパードシルエットで足が細くそして長く、スタイルがよく見えるデザインでよりファッショナブルなデザインが特徴なのがリーバイスデニム505です


60年代から70年代頃のLEVI'S 505 デニムパンツ
501と異なるディティールとしてとしてフロント部分がジッパーフライモデルになります
この2本ともポケット内側のシングルステッチと赤タブビッグEタグ、不均等V です

42 TARON ZIPが付いています。
おおよそ70年代のアイテム
トップボタンの脇に施された平行ステッチ










こちらも505


同じ505でも数年の型や経年変化によるダメージやアタリの違いで全く雰囲気も履き心地も気分まで違って面白いのです








503BXX


501XXと比べるとボタンの数が少ないのがボーイズ品番の特徴です
色残りもまだまだあります‼︎

フロントはボタンフライ
銅製リベットに隠しリベット
Vステッチ、トップボタン裏は刻印なし

おそらく赤タブは外れております…
が、革パッチあります‼︎
ギャランティーの文字が見えませんが、、、微かに28インチ

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こちらも503B XX

リーバイス503BXX(オリジナル)の特徴に関してですがウエストのサイズはボーイズサイズということで27から29インチになるみたいです

足の長さは27から36インチで足の長い子供でも履ける仕様になっていてさすがはアメリカンサイズって感じですね

 

濃淡のバランスが良い一本

全体的に綺麗な色落ちでリペアは全く施されておりません‼︎








私も休日は断然デニム派。

始めはダブルエックスだのビッグ Eだの、ロクロクだの、、
赤耳、赤タブ、ステッチの色からアタリやヒゲなど……
複雑な情報や用語がいっぱいあり過ぎて、正直あまり興味があるとは言えなかったのですが、
少しずつ知識を知ると古着屋さんでビンテージのデニムを手にしては、こんな時代に作られた物が今こうして掘り出しものが無いかと探している自分に笑ってしまいます……
でも大前提として、デニムを選ぶときにいちばん大事なのはうんちくではなく、サイジングと色かなぁと思っていますけどね。

デニムはハイファッションの中にもすでに取り込まれ、ファッションに欠かせない定番アイテムであります。
150年後にファッションに大きな革命を起こしたのは紛れもない事実で、
あらゆるブランドから多種多様なジーンズが提案されていますが、リーバイスの名作「501」からインスピレーションを得たデザインも少なくないように感じます。

穿いて美しいシルエットだけではなく、
気兼ねなくすっとワードロープに取り入れられて、より愛着の湧く一生モノを大事に育てていきたいですね。

柏 佳代子