HEARTS/Double Bside

HEARTS
Double

Singalong

2025,12,02
ハナレグミ

今から23年前。

丁度20歳真っ只中の秋。
翌年の4月からDouble入社が決まり、それまでの間、田舎でのんびり気の向くままにアルバイト生活を送っていた頃に買ったCDがわたしの一枚。
"音タイム"

SUPER BUTTER DOGとして活動していた永積崇さんがソロとして放ったファーストアルバムです。

幼少期から大自然に囲まれており、
木々が風に吹かれる音、鳥の声、
小川を流れる水の音、
時折、
国道を走る車の音と、線路を走る電車と踏切の音。自然の中にあるBGMばかりで
音楽を聴くという事をあまりしなかったように思います。
聴いた曲の思い出は、父の車に乗るとBEATLESの曲が流れていた事。そして、歌謡曲。

そんなわたしが自ら買って聴いたこのアルバムは
なんともオシャレで温かい音がする!っと驚いた事を覚えています。
なにも知らずにジャケ買いだったのですが、
なんかいいCD買えたかも!っと上から目線で申し訳ないですが、そう思いましたね笑。

一曲目の音タイムの始まりを聴くと
当時の秋晴れの日差しのキラキラを思い出して
ワクワクして、そして"よし始めよう!"っという気持ちになります。

そして、4曲目の家族の風景。
懐かしく、どこか切なく、温かい。
大人になったわたしは、
ウイスキーではなくビールを片手に夕暮れ時にまったりしながらこの曲を聴いて一杯やるのが最高の休日の過ごし方になりました。

全ての曲を何度もループして聴いていますが
ずっと聴ける音楽ってなんて素敵なんだろうと思います。
20代、30代、40代。
その時々のわたしに寄り添う音。
キラキラする気持ちを忘れないように音楽を聴き続けていきたいです。

松山 絵美