HEARTS/Double Bside

HEARTS
Double

Singalong

2017,04,15
COLDPLAY
Charlie Brown

COLDPLAY

 

Coldplayさん(@coldplay)がシェアした投稿 - 2015 11月 11 10:26午前 PST

クリス・マーティン(ボーカル・ギター・ピアノ)
ジョニー・バックランド(ギター)
ガイ・ベリーマン(ベース)
ウィル・チャンピオン(ドラム)

メンバー4人全員が教師の息子という少し珍しい生い立ちを持つCOLDPLAY。
これまでの売れたアルバム総数はなんと6000万枚以上。21世紀初頭において最も売れたロックバンドと言っても過言ではありません。

「ロック」と聞くと、テンポやリズムの激しいものや、心沸き立つようなものが印象としては深いものがありますが、COLDPLAYのそれは、また独特の雰囲気を持っています。

それは、彼らの表現する「ダークな世界観」にあります。

単純にダークな世界観を音で表現するとなると、リズムも遅く、奏でる音階は低いもの、となりそうですが彼らの表現方法は少し違います。基本的のドラム、ベース、ギターに加えバイオリンなどのストリングス、またはピアノを多用することで音の幅を持ち、全体の雰囲気を明るくしたうえで、その中に音の運び方であったり、歌詞の単語の一部に「ダークな世界観を」一点だけ置きに行くのです。

そういった音の運びに、これまでのロックにはなかった新しさを感じることができるのです。

 

Coldplayさん(@coldplay)がシェアした投稿 - 2017 3月 31 6:50午前 PDT

 

アルバム総売上6000万枚というと誰でも一回は耳にした曲があると思いますが、あえて数々の代表曲を差し置いてオススメしたいのが、今日紹介する「Charlie Brown」です。

 iTunes - Charlie Brown

 

楽曲もそうですが、なんといってもこの圧巻のライブ。
そう、COLDPLAYのライブは見るものを必ず虜にする仕掛けがたくさん詰まっているのです。

 

Coldplayさん(@coldplay)がシェアした投稿 - 2016 12月 13 2:40午前 PST

爽快な音と七色の光。
今ではビックバンドのライブであればお馴染みになってしまいましたが、2012年当時、演奏される音にシンクロして発光するこのリストバンドを、観客に配布するこの試みは斬新な試みでした。

星のように輝き、音に合わせて光だすその光景。この無料配布のリストバンド、ザイロバンドと言うのらしいですが、これだけで毎回4000万円もかかっているのだとか…

こういった演出を全ての曲ごとに演出しているところもモンスター・バンドと呼ばれる所以です。

 

Coldplayさん(@coldplay)がシェアした投稿 - 2016 10月 13 2:56午前 PDT

 

この「Charlie Brown」あの有名なスヌーピーに出てくる飼い主の男の子の名前が由来になっているようですが、歌詞の内容としては一つも出て来ません。
むしろ歌詞の内容として内包されているものは、この混沌とした時代の中に生きるすべての人たちの心を鼓舞するようなもの。
この歌詞についてボーカルのクリス・マーティンは「僕の書く歌詞はイマイチなのはわかっているけど、チャーリーブラウンの歌詞は気に入っているんだ」と言っています。

 

Coldplayさん(@coldplay)がシェアした投稿 - 2016 6月 2 12:01午後 PDT

6thアルバム「Ghost Stories」の「A Sky Full of Stars」でEDMを取り入れることでさらに新たな領域を表現し、2017年4月19日には再来日を果たすCOLDPLAY。
「トレンド」と「洗練された美しい影」をバランスよく取り入れ、クリス・マーティンの歌声を通して表現していくCOLDPLAY。キャリアも20年を超え、さらにこれからの進化が楽しみなバンドです。

 

written by Double / 中原章義