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仕立て屋のサーカス

昨年、当ブログでも紹介させて頂いた
ファッションデザイナー スズキタカユキさん

彼が所属する
「仕立て屋のサーカス(circo de sastre)」の公演が
2017年1月7日から15日まで
東京新宿のルミネ・ゼロにて開催されています

Doubleスタッフも1/10の公演
「ある一夜の夢のようなはなし」
にお邪魔させて頂きました!

20170111200950
ステージと客席の隔たりが無く、自分たちもその不思議な空間にいつの間にか、溶け込んでいる様な感覚に陥りました

様々な楽器が奏でる魅惑的な音に、幻想的な光、
スズキさんの布を切り、仕立てたいくパフォーマンス・・・

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これが即興と言うから驚きだ・・・

五感を刺激され想像力を掻き立てずにはいられない・・・

ただ、今回の東京公演の前売り予約は完売という大盛況
当日券がSNSで告知される予定になっております。

2月には横浜で公演が決定されています!
2017.2.19 (sun)
16:00 open / 17:00 start
at BankART Studio NYK 3F 3C Gallery
(神奈川県横浜市中区海岸通3-9)
https://www.facebook.com/events/397135100633716/

是非、一度この不思議な世界を
体感してみてはいかがでしょうか?

世界報道写真展2016

1年を通じて、世界の45ヵ国で開かれ約350万人以上が
会場に足を運ぶほどの世界最大規模の展覧会
「世界報道写真展」
9月3日(土)〜10月23日(日)
東京写真美術館 地下1階展示室
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今年は、世界各地の6千人近いフォトグラファーが8万点を超える作品を応募しその中から選ばれた大賞など
150点の作品が紹介されています。Print

今年の大賞はウォーレン・リチャードソン氏。セルビアとハンガリーの国境を越えようととする難民の男性と子どもを撮影したものです。フラッシュを使用できない月明かりの下、警備隊に見つからないよう緊迫した様子が伝わってくる作品です。

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そして日常の決定的瞬間を切り取った1枚1枚の受賞作は
どれも圧巻な作品ばかり。
今日昨日の出来事ではなく、この世界で長い時間をかけて起きている深刻性の高い写真が厳選されて展示されています。
目を覆いたくなる写真もありますが、1枚の写真から日頃目にすることのできない事が今、何が起きているのか是非足を運んで
素晴らしい体験をしてみてはいかがでしょうか…

Have you seen that movie VOl.1

真夏の夜にゾクっとする映画なんてどうでしょう…?
今回は面白い2作品ご紹介します☆

まずはこちらの作品から
『HOT  FUZZ』
2007年のイギリス映画
エドガー・ライト監督・脚本
サイモン・ペグ脚本・主演作品
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ロンドンから平和な村に赴任してきた主人公、頭脳明晰でスポーツ万能なエリート警官。そのコンビを組まされるトロくて
お人好しの警官バディ物語♪
FullSizeRenderFullSizeRenderFullSizeRender…大変おもしろい映画です

個性的な登場人物の軽妙で嫌みな会話やどんどん濃さを増していくミステリーは…誰もが釘付け!
ギャグとしておもしろさだけではなく、かっこ良くて、軽快すぎて、思わず笑ってしまうんです
サスペンス・アクション・コメディーたくさんの要素が入っていて1分足りとも飽きさせない!!
ハリウッド映画の月並みパターン化された展開に
飽きている人には
きっとツボにハマる映画です!


次の作品
『EX-MACHINA』
2015年のイギリス映画
「28日後」「わたしを離さないで」小説家で脚本家でもある
アレックス・ガーランドが監督デビュー。 英国アカデミー賞・
ヨーロッパ映画賞・脚本ノミネート賞獲得
FullSizeRenderA.I.  SFサスペンスでアレックス・ガーランド自身が書いた
オリジナルストーリー

アンドロイド役を演じた女優アリシア・ビカンダーの美しいA.Iは是非注目したいところですね。そしてもともとバレリーナのビカンダーが魅せる繊細なアンドロイドの演技力がひときわ引き立って必見です。

人間と人工知能との心理戦が思わずハラハラさせられ恋模様も描かれていて少しロマンチックにすら思える
ストーリーラインですが…
そんな甘々な話では終わりません!

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静けさの中にパワフルさ緊張感、綺麗で知的。
美しい映像に酔いながらも、頭と心をフル回転にし先読み不可能な『エキス・マキナ』。恐怖に震えながらご覧ください〜!

Pierre-Auguste-Renoir

今回はこちらの方…i320Pierre-Auguste-Renoir(ピエール=オーギュスト・ルノワール)
1841〜1919

の展覧会が国立新美術館で開催されているので
紹介したいと思います

誰もが知っているフランスの印象派の巨匠
今回の展覧会ではオルセー美術館、オランジュリー美術館の
100点を超える絵画や彫刻を
1〜10章にテーマ分けして
ルノアールの生涯を見ていく内容になっています

特に今回の見所は初来日の
<ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会>ムーランド1絵の中に光が溢れていて
踊っている人たちの幸せで楽しそうな
空気感が伝わってきます

他にも45年ぶりに揃って来日する
<田舎のダンス>   <都会のダンス>
Unknown

最晩年に描かれた
<浴女たち>Unknown-1

などなど、日本でなかなか見られない作品が
多く出展されています

その中でも私としては
「絵の労働者」と題される第5章に注目☆

image水浴する女-ルノワール-オリジナル版画-エッチングこれらはルノワールの習作なのですが…

本来、大多数の印象派の画家は見たままの風景や人物を
キャンバスに直接描いていくのに対して
ルノワールは構成や新しいアイディアを
デッサンなどで試しているのが見られます

あの印象派の絵画の中でも特に優しく柔らかい
ルノワールの絵も、何度も試行錯誤した末に
産み出されたのだと気付かされました

まだまだ見所はあるのですが
8/22(月)まで
やっています☆
ルノワールをよく知っている方も知らない方も
楽しめる内容ですので是非、行ってみて下さい!!

RYAN MCGINLEY:BODY LOUD!

只今、東京オペラシティ アートギャラリーでの個展が
開催中の写真家「ライアンマッギンレー」を
今日はご紹介したいと思います*

 

2003年に25歳という若さでホイットニー美術館で個展を開催したライアン・マッギンレー

数多くの美術館に作品が所蔵され、今
「アメリカで最も重要な写真家」
として話題を集めています!

アイスランドのバンド“シガーロス” のCDジャケットが印象に残っている方も多いのでは??

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マッギンレーは、アメリカの田園風景や、野外コンサート会場、あるいはスタジオのなかで、巧妙に光を操りながら
場面を設定し、35ミリの粒子の粗いフィルムで、
まるで映画を撮るかのように自らが作り出す
「ハプニング」を撮影します

 

繊細で洗練された色彩と構図の写真達は、自由でいて過激…
そして時に純粋なユートピアのような世界…

 

見ていて目が離せなくなる不思議な感覚に陥りました

 



そして、更に見応えがあったのが、ニューヨークの路上で
スカウトしたモデルをカラフルな背景のスタジオで、卒業写真の様に撮った「イヤーブック」と名付けたシリーズです

 

 壁一面を覆い尽くすインスタレーションは、
その迫力に圧倒されてしまいました

そして思わず「この髪の動きや表情が素敵!」
と良い刺激も頂きました

7月10日まで開催しているので興味のある方は
是非訪れてみては**